新選組と最強少年剣士
隊士を布団に寝かせて、辺りを見渡す。


怪我をしたのは7人。


組の大半が手傷を負うなんて‥‥‥


「立。皆の怪我の具合は?」


「傷口を見る限り、相当な手練れなのは間違いありません。水霧白凰1人でやったとも‥‥‥銃傷もありましたし、あの男も途中で加勢したかと。後、人斬りと思わしき者も手練れですね」


「なるほど。ありがとう」


白凰と一緒にいて拳銃使うやつって‥‥‥


氷景、だろうなぁ。


この部屋に組長がいないってことは、土方さんのところかなぁ。


早足で部屋を出、土方さんのことろに向かう。


玄関にはもう誰もいなくなっていた。


「‥‥‥‥」


足を止め、外をジッと見つめる。


組の巡回ルートと時間場所は頭の中に入っている。


今から走れば、人斬りを見つけることも可能かもしれない。


「‥‥‥いや、ダメだな」


浮かんできた行動に、僕は頭をふって消す。


無断外出は許されていないし、情報が少な過ぎる。


斬り合ったことろを止めようとしたなら、人斬りの顔を見たかもしれない。


再び足を動かす。


だが、あいつだった場合これ以上被害が増える前に捕まえたい。


人斬りなんて噂になるくらいだ。


被害は多いだろうし、顔が割れてしまっては新選組に排除命令が来ても可笑しくはない。


新選組の隊士に喧嘩売って顔がバレるに、何とか僕と接触しないだろうか‥‥‥


「!」


土方さんの部屋に近づくと、声が聞こえた。


土方さんと沖田さんの声だ。


息を潜め、僕は聞き耳をたてる。


「斬り合いを止めようにも、なぜあれだけの手傷をおったんだ」
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