校庭に置いてきたポニーテールの頃
「真綾ちゃんのこと小学校から知ってるのに、あんなに鋭い目を見たのは初めてだった」
宮西はショックを受けているようだった。
「月曜日になったらあいつも普段通りに戻っているだろ」と言ったら、「そうだよね」って納得してくれた様子で宮西がこくこく頷いていた。
「ねえ、真綾ちゃんて委員長が好きなのかな」
まだこいつは森真綾の話をするのか。
「そうなんじゃないの?知らんけど」
「よかった。ちゃんとヒロのこと、吹っ切れたんだね」
……こいつまさか、まだヒロのこと好きなのか?
最近は落ち込む様子もなく元気そうに見えていたから、もう忘れることができたと思っていたのに。
宮西はショックを受けているようだった。
「月曜日になったらあいつも普段通りに戻っているだろ」と言ったら、「そうだよね」って納得してくれた様子で宮西がこくこく頷いていた。
「ねえ、真綾ちゃんて委員長が好きなのかな」
まだこいつは森真綾の話をするのか。
「そうなんじゃないの?知らんけど」
「よかった。ちゃんとヒロのこと、吹っ切れたんだね」
……こいつまさか、まだヒロのこと好きなのか?
最近は落ち込む様子もなく元気そうに見えていたから、もう忘れることができたと思っていたのに。