想いはシャンパンの泡とともに
「……あれ?」
目を開ければアイボリーの天井にはシャンデリアが下がっていた。ゆっくり見回すと、高級そうかつどっしりとした調度品が置かれてる。広い窓にはレースカーテンがかけられていて……自分が場違いな場所に迷い込んだような錯覚に陥った。
けど、もっと驚いたのは隣にいた男性。一瞬だれ? と警戒して慌ててベッドから出ようとしたところで、いきなり腕が伸びてきて腰をがっちりと抱かれてしまった。
「!」
「まだ、早いよ」
「あ……あの!」
な、何だろう。なぜ私が見知らぬ男性と同じベッドで寝てたのか。ぜんぜん憶えてない……。
慌てて体を確認すると着てるのはバスローブだ。下着は身につけてたし、体に違和感やダルさはないからたぶん抱かれたことはない……と思うけど。
なぜ、こんなイケメンと共に眠るはめになったんだろう?
昨夜はかなりハイペースだった自覚はあった。もしかすると飲みすぎて迷惑をかけてしまったのかもしれない。とんだ失態に頭を抱えそうになったけど、とりあえず起こそうと彼に話しかけた。
「あの……わ、私……昨夜あなたにご迷惑をかけてしまいましたよね? ごめんなさい」