永遠なんてないこの世界で、きみと奇跡みたいな恋を。
「嫌われるのが、突き放されるのが怖くて、冗談じゃないって、本気だって言えなかった」
「………………」
「あの時、ちゃんと伝えておけばよかったって、ずっと後悔して………っ」
………不意に、怖くなった。
こんなに苦しんでいる遠矢くんに、私はほのかちゃんの手紙を渡してもいいのかな。
後悔、失った痛みに苦しむ遠矢くんが、もっと苦しんだりしないかな。
手紙の入ったカバンに触れると、今から私たちがしようとすることが、本当に正しい事なのかが不安になった。
「なっちゃん、私……」
「ほのかは、もう……行きたい場所に行って、生きていきたいヤツと生きるなんて出来ねぇーんだ」
「え……」
なっちゃんは、真剣な瞳で私を見つめて、迷いなくそう言った。