別れるための28日の蜜日
チラッと上目遣いで確認したら、律人の顔も赤くなって壁に視線を漂わせてる。

「うん、ごめん。やっぱりガラにもない事は、無理だね」

俯いたまま苦笑してくるりと方向を変えると、そのまま1人でリビングに歩き出した。

「と、とりあえず、着替えといでよ。ご飯あっためるから、一緒に食べよ」



なんとか雰囲気を立て直す事に必死だったから気付かなかった。





手で口を覆った律人が呟いた「ヤバいでしょ」って言葉。












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