甘々なボスに、とろけそうです。


「で、どんなやつなの? みこを田舎娘から、途端に女に変えちゃったのは」


「な、なんですか……いきなり」


「その服贈ったのって、28階のやつなんでしょ。誰?」


「内緒です」


「教えてよ。ロリコンの正体」


私は幼女か。


「って言っても、鉄社長くらいしか知らないや。おっかない人いるでしょ。黒髪オールバックの」


その人からの贈り物ですがなにか。


「あいつは違うよね」


「……どういう意味ですか?」


「昔からモテるのに、女の影が一切ないんだって。うちに、あいつのことよく知る子がいて、その子が言うから間違いないよ。ひょっとしたら男が好きなのかもって心配してた」


(えぇぇえ!?)


「ま、まさか。だって、ボスは、私に……」


会った傍から、甘い台詞をたくさんくれました。ボスのことを思い出すと、途端に顔が熱くなってしまう。

そんな私を、新條さんの千里眼が、見逃すわけがなく。


「まさか、みこに贈り物をしたのって……」


「ええ、まぁ……」


「意外だよ。あの男が贈り物ねぇ……。あぁ、でも、そうか。みこは、女としては見られてないんだね」


――え?


「鉄がみこにプレゼントの1つや2つ贈るのに特別な理由もなにもいらないよね」

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