甘々なボスに、とろけそうです。
◇
「ミコちゃん、職場でどんなことしてるの?」
里香子さんにランチに誘われ、B.C.square TOKYO内飲食フロアにある、イタリア料理店にやってきた。
「えっと、今日はコンピューターとの会話を……あ、口頭でなく、打ち込む形なんですけど」
「よくわからないけど、そのロボット相手との会話が上手く成りたつかチェックしてるの?」
「そんな感じです」
ロボットじゃなくて、猫が擬人化した王子様ですが。
猫プリの新機能に関しては社外秘だろうから、詳しいことは大きな声では言えない。誰かに聞かれて情報が漏れたら大変だ。
ウィルくんの作った会話システム(と呼んでいいか不明だが、ここではそう呼んでおく)は、驚くほどにスムーズで、キャラの味が出ていて、面白いものだった。
まるで、推しキャラのコタロウと、リアルタイムでチャットしているような感覚。あれは、凄い。
今は絵がないが、そこに美麗なイラストがつくのだろう。完成が待ち遠しい。
「仕事は順調なのね。で、兄さんとは?」