甘々なボスに、とろけそうです。


「ボス!」


「里香子からここにいると聞いてな。今日は先に帰れ。鍵の使い方、問題ないな?」


今朝、ボスは私より先に家を出た。その時に、鍵をくれた。使い方も聞いている。


「はい、大丈夫ですボス!」


「……ミコちゃん、さっきはハヤトって呼んでたのに」里香子さんが突っ込む。


「本当か?」とボスがこっちをじっと見る。


「り、里香子さん……!!」


それはそうなんですがっ……、本人を前に名前で呼ぶのは、まだまだ照れるわけでして。


「兄さんも、ランチどう?」


「もう出なくてはならないんだ」
そういって背中を向けたボスに、

「行ってらっしゃい……、ハヤトさんっ!!」と、声をかけた。

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