甘々なボスに、とろけそうです。



*
.


――B.C.square TOKYO


ここでは、今日も多くの人たちが働いている。

多くの人たちが、輝いている。


「ねぇ、ウィルくん」


「ん?」


PCに向かいながら新機能をテストプレイしている私と、ソファに横たわって漫画を読んでいるウィルくん。


「このビルって、ほんとに、魅惑のビルだよね」


「そんな呼び方する人もいるみたいだね」


「毎日が、現実であって、そうでないみたいなんだ」


「なにそれ」


「なんていうか、ここに来ようとお兄ちゃんの家を出たときにはもう……RPGゲームのステージ1が始まってた感覚」

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