甘々なボスに、とろけそうです。


サナエさんが部屋から出て行き、またウィルくんと2人きりになる。

15っていったら、遊びたい盛りだよね。実際、部屋を見る限り、ゲームや漫画、プラモデルやフィギュアなどの趣味は満喫してそうな感じがうかがえる。

でも、日本にきて間もないなら、同年代の友達だってまだいないのかもしれないし。ああやってパソコンで難しいプログラムをくみ続けるのって、目だって疲れるだろうし、肩も懲りそうだし……。

遊び相手なんて言われると、それが仕事なのかと驚いてしまったが、彼のやる気を引き出すためになにかできるなら、できる限りのことはしたい。


「ミーコ、こっち来て」


ウィルくんがヘッドホンを首にかける。一段落ついたのかな。


「どうしたの?」


「ちょっと、頼みたいことがあって」


私はウィルくんのデスクに向かって1歩、2歩と進む。道を作ったのでスイスイ歩けることが嬉しい。


「見て、ウィルくん。この部屋、スッキリしたでしょ?」


「ほんとだ。どんな魔法使ったの?」


私、掃除の才能あるかもしれないなぁ……と、そんなことを考えた瞬間。


(……!?)


なにかを踏んでしまった。ヤバイ……、と思った瞬間には、前方めがけてダイブしていた。

< 92 / 194 >

この作品をシェア

pagetop