暁月夜




……なんだろう、この人どこかで見たことがある気がするのは気のせいだろうか。



「いつも来てくれてありがとう。楽しんでくれてるかな」



楽しむ、という言葉に引っ掛かりを覚え合わせていた目をそらし考えてみる。私は楽しんでいるのだろうか。



そんな私の様子をじっと見つめていた男性が「思ったことを言ってくれると嬉しい」と声をかける。



「どうなんでしょう…。楽しむとか楽しまないとかそういうことではなくて、ただ惹き付けられている、という感じなんだと思います」






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