赤い糸~切れた糸の続き~
「すまんが、生田、会議室まで来てくれ」と福本さんは言って自分のデスクに荷物を置きに行っていた。
私は会議室に向かうことにする。
会議室につくと、福本さんは珍しく険しげな顔をして腕を組み座っていた。
「失礼します」と私は座った。
「何年か前から社長に室長になって欲しいと頼まれてたんだが、ずっと断っててな」と福本さんは話始めた。
聞くところによると、室長になるには自分をサポートしてくれる優秀な人を秘書にしたかったと。
それで私?
「お前の仕事っぷりは高い評価出来る。それに何より、社長のお墨付きだ」と言われた。
ある資料の手直しをしたらそれがすごく良かったらしく、評価しているとのこと。
その時に私を絶対秘書にすると決めて今まで奮闘してくれたらしい。
社長もそう言うことならと、長い目で見守り続けてくれたと。
やっと決断出来るところに私がなれたと。
だから随分急ではあるが本年度からと言うことらしい。
しばらくは引き継ぎとかがあるから正式な移動は再来週から。
忙しくなるわね。
福本さんのお蔭で今がある。たとえどんな状況下にあったとしても、会社のため、福本さんのためなら全力で頑張りたい!
私はわかりましたと言うことしか出来なかった。
私はデスクに戻り、仕事を始める。
少し狂ってしまった段取りを組み直さなければいけない。
皆が私に声をかけに来てくれる。
元不良感がでないように全力で戦ってきた。
私は今日から、しばらくは引き継ぎ等の作業に追われることになった。
お昼になる頃には随分、ぐったりしていた
私は何とか、食堂にたどり着いて席につく。
けど、食欲はない。
「おい、大丈夫か?何か食えよ」と福本さんに言われてしまった。
「あーはい」返事はしたものの動ける気にはなれない。
「麺でいいか?」と言われてしまい、頷いてしまった私。
そしたら、福本さんは麺を持って私のところに来てくれた。
「ほら、食え。奢る」と言われた。
気を使わせてしまった…申し訳なく思い、謝ると、
「謝んな。俺のせいでもあるしな」と励まされて、私は素直にありがとうございましたと言った。
私は何とか、食べ終えると少し楽になった。
食堂を出た私はデスクに戻り、仕事を再開した。
あっという間に定時だった。
私はそのまま家に帰る。部屋のベットに倒れ込むー
そのまま眠ってしまったみたいで、夕食を食べ損ねたことに気づいたのは、明け方だった。
翌朝ー
シャワーを浴びて、準備を整えてそのまま家を出た。
『アレク今日もヨロシクね』
心で声をかけた私は、またがり、ヘルメをかぶってエンジンをかけた。
私は会議室に向かうことにする。
会議室につくと、福本さんは珍しく険しげな顔をして腕を組み座っていた。
「失礼します」と私は座った。
「何年か前から社長に室長になって欲しいと頼まれてたんだが、ずっと断っててな」と福本さんは話始めた。
聞くところによると、室長になるには自分をサポートしてくれる優秀な人を秘書にしたかったと。
それで私?
「お前の仕事っぷりは高い評価出来る。それに何より、社長のお墨付きだ」と言われた。
ある資料の手直しをしたらそれがすごく良かったらしく、評価しているとのこと。
その時に私を絶対秘書にすると決めて今まで奮闘してくれたらしい。
社長もそう言うことならと、長い目で見守り続けてくれたと。
やっと決断出来るところに私がなれたと。
だから随分急ではあるが本年度からと言うことらしい。
しばらくは引き継ぎとかがあるから正式な移動は再来週から。
忙しくなるわね。
福本さんのお蔭で今がある。たとえどんな状況下にあったとしても、会社のため、福本さんのためなら全力で頑張りたい!
私はわかりましたと言うことしか出来なかった。
私はデスクに戻り、仕事を始める。
少し狂ってしまった段取りを組み直さなければいけない。
皆が私に声をかけに来てくれる。
元不良感がでないように全力で戦ってきた。
私は今日から、しばらくは引き継ぎ等の作業に追われることになった。
お昼になる頃には随分、ぐったりしていた
私は何とか、食堂にたどり着いて席につく。
けど、食欲はない。
「おい、大丈夫か?何か食えよ」と福本さんに言われてしまった。
「あーはい」返事はしたものの動ける気にはなれない。
「麺でいいか?」と言われてしまい、頷いてしまった私。
そしたら、福本さんは麺を持って私のところに来てくれた。
「ほら、食え。奢る」と言われた。
気を使わせてしまった…申し訳なく思い、謝ると、
「謝んな。俺のせいでもあるしな」と励まされて、私は素直にありがとうございましたと言った。
私は何とか、食べ終えると少し楽になった。
食堂を出た私はデスクに戻り、仕事を再開した。
あっという間に定時だった。
私はそのまま家に帰る。部屋のベットに倒れ込むー
そのまま眠ってしまったみたいで、夕食を食べ損ねたことに気づいたのは、明け方だった。
翌朝ー
シャワーを浴びて、準備を整えてそのまま家を出た。
『アレク今日もヨロシクね』
心で声をかけた私は、またがり、ヘルメをかぶってエンジンをかけた。