明日の蒼の空
「食べていいの?」
 りさちゃんが夏美さんに尋ねた。

「いいのよ。いっぱい食べてね」
 夏美さんは優しい笑顔で答えた。

「いただきます」
 礼儀正しく挨拶したりさちゃんは、右手でフォークを握り締めて、焼き立てのハンバーグを食べ始めてくれた。

 もぐもぐもぐもぐもぐもぐもぐ。かなりお腹が空いていたのだと思う。大きなハンバーグもご飯もお味噌汁もみるみる減っていく。

「あたしのも食べて」
 夏美さんが自分の分のハンバーグを、りさちゃんのお皿に乗せた。

「よかったら、私のも食べて」
 私も自分の分のハンバーグを、りさちゃんのお皿に乗せた。

「こんなにいっぱい、ありがとう」
 夏美さんと私にお礼を言ってくれたりさちゃんは、三つのハンバーグもご飯もお味噌汁も美味しそうに平らげた。

 さっきまでの暗い表情はどこへやら。

 一気に明るい表情になったりさちゃんの顔を見て私は安心した。

 夏美さんも安堵の表情を浮かべている。
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