明日の蒼の空
 りさちゃんの身長は、一メートルくらい。この家には子供服がない。

 出来るだけ、サイズの合う服を着せてあげるため、りさちゃんに私のパジャマを着せてあげた。

「蒼衣ちゃんのパジャマでもだぼだぼね」

 余っている袖と裾をたくし上げたものの、りさちゃんは動きにくそうにしている。このままでは、いくらなんでも可哀想。

「明日にでも、みんなのお店に行って、りさちゃんの服を揃えようか」

「そうしましょう」

 りさちゃんがトイレに入っている間に夏美さんと話し合い、明日の夕方の五時半に、みんなのお店の前で待ち合わせをすることになった。

「明日まで、これで我慢してもらえるかな」

「うん! 我慢する!」
 りさちゃんは嫌な顔ひとつせず、大きな声で返事をしてくれた。

「今夜は、あたしも牛乳を飲もうかな」
 お風呂上りの水分補給。夏美さんが珍しく牛乳を飲んでいて、私とりさちゃんもコップ一杯の牛乳を飲んだ。

「眠る前に、歯磨きをしましょうか」

「うん! 歯磨きする!」
 元気な声で返事をしてくれたりさちゃんに新品の歯ブラシを手渡して、三人で一緒に歯を磨いた。

 これで眠る準備は完了。あとは、りさちゃんを寝かしつけるだけ。
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