明日の蒼の空
日菜子ちゃんと寛太くんと正行さんと私の喜びは束の間だった。
春子さんは仕事を休みがちになり、自宅のアパートで過ごす時間が増えていった。
溜め息をつく回数が日に日に増えていき、一日中、寝室にこもって、ベッドに座ってぼーっとしている。
テレビも観ず、本も読まず、寝たり起きたりを繰り返していて、日菜子ちゃんと寛太くんが笑顔で話し掛けても、片言で返事を返すだけ。
笑顔は全く見られない。
食欲がないようで、日菜子ちゃんと寛太くんが買ってきたお弁当も口にしようとしない。
毎日遅くまで起きていて、正行さんの写真に向かって、ぶつぶつ独り言を言っている。
どんなに耳を澄ませても、何を言っているのか聞き取れない。
眠る間を惜しんで動き回っていた頃の覇気は全く感じられない。
このままでは、また体を壊してしまう。
夏美さんに、春子さんの様子を話したところ、もしかしたら、うつ病になってしまったのかもしれないわね。と言って、心配していた。
何も悪いことはしていないのに。日菜子ちゃんと寛太くんのために頑張っているのに。一生懸命に生きているのに。どうして次から次へと困難が襲い掛かってくるのか。
このピンチをどうにか切り抜けてほしい。どうにか元気になってほしい。どうにか立ち直ってほしい。正行さんが、何の心配もすることなく、春子さんの様子を見に行ける日が一日でも早く来てほしい。
私と夏美さんとりさとの三人で、流れ星にお願いした。
春子さんは仕事を休みがちになり、自宅のアパートで過ごす時間が増えていった。
溜め息をつく回数が日に日に増えていき、一日中、寝室にこもって、ベッドに座ってぼーっとしている。
テレビも観ず、本も読まず、寝たり起きたりを繰り返していて、日菜子ちゃんと寛太くんが笑顔で話し掛けても、片言で返事を返すだけ。
笑顔は全く見られない。
食欲がないようで、日菜子ちゃんと寛太くんが買ってきたお弁当も口にしようとしない。
毎日遅くまで起きていて、正行さんの写真に向かって、ぶつぶつ独り言を言っている。
どんなに耳を澄ませても、何を言っているのか聞き取れない。
眠る間を惜しんで動き回っていた頃の覇気は全く感じられない。
このままでは、また体を壊してしまう。
夏美さんに、春子さんの様子を話したところ、もしかしたら、うつ病になってしまったのかもしれないわね。と言って、心配していた。
何も悪いことはしていないのに。日菜子ちゃんと寛太くんのために頑張っているのに。一生懸命に生きているのに。どうして次から次へと困難が襲い掛かってくるのか。
このピンチをどうにか切り抜けてほしい。どうにか元気になってほしい。どうにか立ち直ってほしい。正行さんが、何の心配もすることなく、春子さんの様子を見に行ける日が一日でも早く来てほしい。
私と夏美さんとりさとの三人で、流れ星にお願いした。