明日の蒼の空
「また遊びに来てもいい?」
萌さんと美穂さんが口を揃えて言ってくれた。
「いいですよ」
私は快く返事をした。
萌さんと美穂さんとなら親友になれそうな気がする。次に会った時は、さん付けしないで呼ぶようにして、敬語はなるべく使わないようにしようと思う。
「どうもお邪魔しました」
萌さんと美穂さんは、十時過ぎに帰っていった。
「友達が出来て良かったね」
ダイニングの椅子に座って、楽しかった夜の余韻に浸っていたとき、夏美さんが声を掛けてくれた。
「はい、良かったです」
声が弾んでいるのが自分でもわかる。この嬉しさは言葉では言い表せない。
東ひまわり町に来てから、本当に良いことばかり。
地上の世界で暮らしていた頃、ただなんとなく日々を過ごしていた私が、こんなに素敵な世界で暮らしていいのかと思ってしまう。
「どうして私は、この世界に来られたのでしょうか」
ダイニングの椅子に座ったまま、流しで食器を洗っている夏美さんに聞いてみた。
「蒼衣ちゃんは、若くして亡くなったし、再会したい人がいるからだと思うわよ」
夏美さんが言ったとおり、私は二十一歳という若さで亡くなってしまったし、姉と再会したいという気持ちを強く持っている。
地上の世界での人生は終わってしまったけど、この世界で新たな人生が始まった。
せっかく与えられた第二の人生。決して無駄にしてはいけないと思った。
萌さんと美穂さんが口を揃えて言ってくれた。
「いいですよ」
私は快く返事をした。
萌さんと美穂さんとなら親友になれそうな気がする。次に会った時は、さん付けしないで呼ぶようにして、敬語はなるべく使わないようにしようと思う。
「どうもお邪魔しました」
萌さんと美穂さんは、十時過ぎに帰っていった。
「友達が出来て良かったね」
ダイニングの椅子に座って、楽しかった夜の余韻に浸っていたとき、夏美さんが声を掛けてくれた。
「はい、良かったです」
声が弾んでいるのが自分でもわかる。この嬉しさは言葉では言い表せない。
東ひまわり町に来てから、本当に良いことばかり。
地上の世界で暮らしていた頃、ただなんとなく日々を過ごしていた私が、こんなに素敵な世界で暮らしていいのかと思ってしまう。
「どうして私は、この世界に来られたのでしょうか」
ダイニングの椅子に座ったまま、流しで食器を洗っている夏美さんに聞いてみた。
「蒼衣ちゃんは、若くして亡くなったし、再会したい人がいるからだと思うわよ」
夏美さんが言ったとおり、私は二十一歳という若さで亡くなってしまったし、姉と再会したいという気持ちを強く持っている。
地上の世界での人生は終わってしまったけど、この世界で新たな人生が始まった。
せっかく与えられた第二の人生。決して無駄にしてはいけないと思った。