熱愛系エリートに捕まりました
「この後、ドレスコードがあるお店にディナーに行くんですよ」

「まぁ、素敵ですね。そうですね…お食事でしたら、お袖があまり凝っていないデザインがよろしいでしょうから…」


ぽんぽんと進む薬師丸さんと店員さんの会話についていけない。

ドレスコードがあるならそう言っておいてもらえれば、ちゃんと自分で然るべき支度をしたのに!


今まで彼と訪れたレストランは、どちらかといえば隠れ家とか通が好む感じのお店で、そこまで堅苦しくはなかった。

多分、あの山奥のオーベルジュが一番高級だったと思うんだけど、あそこもアットホームな雰囲気だったし。


クリスマスだから奮発してくれたんだろうと思えば、予約したのが高級レストランなのは理解できるけれど…

だからって、当日にこんなサプライズで高級ブティックでドレスを買うってあり!?


「お色のご希望はございますか?」
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