熱愛系エリートに捕まりました
ドレスを選ぶのがそんなに楽しいのかしら…

なんて思いつつ、ツートンカラーの方を指差した。


「こっちがいい、です」


理想で言えばラベンダーの方がいいけど、エレガントすぎてハードルが高い。


「では、サイズを確認しますのでフィッテングルームの方へどうぞ」


店員さんに促され、フロアの隅にあった扉の中に恐る恐る入る。

そこは文字通りの”部屋”で、とても試着室とは思えない空間だった。


壁の片面が鏡張りで、小さなカウチと丸いテーブルが置かれた小部屋。

それでも大人3人が入れるくらいのスペースがある。


そこに店員さんも一緒に入るものだから驚いたけど、あれよあれよという間に衣装替えを手伝われてしまった。
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