熱愛系エリートに捕まりました
さっきの話を聞く限り、それはあながち大袈裟でもないのかもしれない。


「わたしの何が、そんなにいいんですか…?」


熱に浮かされた心地のまま、気づけばそんなことを口走っていた。

だって、まだ信じられないんだもの。3年前、知り合う前から想われてたなんて。

でも。


「その瞳だよ。まっすぐで透き通ってて、力強い瞳。名前の通りだね」


…やけに嬉しそうにそんな答えが返ってきたら、もうお手上げだわ。


結局わたしも彼も、お互いの瞳に、眼差しに惹かれたということで。

それは運命だから…って、今度は思っていていいよね?



End.
< 189 / 217 >

この作品をシェア

pagetop