熱愛系エリートに捕まりました
「んー、俺はまだいい。瞳子は食べたいなら食べていいぞ」


時間は12時過ぎ。

お昼休みの時間ではあるけど、起きたのは平日よりは遅い時間だから、お昼ご飯はもうちょっと後でもいいだろう。


「でもこの体勢じゃ食べづらいですって」

「邪魔はしないよ。あ、何なら二人羽織みたいに食べさせてあげよっか?正月だし」

「まだ年明けてないし!そもそも二人羽織ってだいたい失敗するじゃないですか!」


笑いながら抗議するように仰け反って体重をかけると、お腹に回された腕に力が入ってぎゅうっと抱きしめられた。


彼とこんな風にじゃれあえる…有り体に言ってしまえばイチャつけるようになるなんて、つい一週間前までは思いもしなかった。

しかし、そこでふとあることを思い出し、ぐいぐいと後ろに突っ張っていた体の重心を正常な位置に戻す。
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