熱愛系エリートに捕まりました
ソファの前には大きなローテーブル。

テレビと反対側の壁際にはチェストが置かれて、美しく豪華な花が飾られたガラスの花瓶が乗っている。

隅にはミニバーまであった。


そして、男性は再放送のバラエティ番組を見ながらソファに座ってコーヒーを飲んでいた。

何気なくそれを見て、今日が土曜日であることを思い出した。

わたしが入ってきたのに気づいて振り向き、甘いマスクにさらに甘い微笑みを浮かべる。


「ちゃんと温まった?」

「は、い」

「ブランチの時間だけど、ご飯はどうする?ルームサービスか、服が届いてからどこかに食べに行ってもいいね」


なんだかすごくナチュラルに話しかけられながら、未だ立ち尽くしたままのわたしをちょいちょい、と指先で呼ぶ。
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