熱愛系エリートに捕まりました
バーは、バーテンダーがイケメンばっかりって噂だけど敷居が高くて、場慣れしてない庶民が気軽に行けるような場所じゃない。

ラウンジは会員制だから、もっと未知数。


B.C.Building Inc.の社員だって、建設中やオープン前に本社の上の方の人が確認に立ち合ったくらいで、わたしたちみたいな平社員レベルじゃ中を見たこともない。

アッパーフロアのエリート集団がよく利用してることは噂になってて、優雅な空間と時間を勝手に想像して盛り上がってたっけ。


「しかも、そこですることと言ったら、マウントの取り合いかナンパ。何が楽しいんだか」

「そ、そうですね」


ナンパ、のところでちょっとドキッとした。

だってわたしとのことも、場所は違えど状況は大して変わらない。


そっか。彼は普段からそういうことをしてるから、今こんな妙なことになってるんだ。

わたしにとっては突拍子もないことだけど、彼には日常茶飯事だから…
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