熱愛系エリートに捕まりました
重厚な木でできたドアを開けると、チリ、とベルが小さく鳴る。
カウンター席と、テーブル席がいくつかのこじんまりした店内は、床も壁も天井も木でできていて、内装もカントリー風。
おかげで照明を絞って薄暗くした店内でも、どことなく暖かくて雰囲気が柔らかい。
それが、この店が気に入った理由でもある。
「こんばんは。今日は何かありました?」
「あはは…わかります?実は失恋しちゃって」
カウンター席に座ると、30代半ばと思しき若いマスターが心配そうに声をかけてくれる。
わたしは顔を覚えてもらっているので、挨拶は「いらっしゃいませ」ではなく「こんばんは」なのだ。
「そうでしたか、失礼しました」
「いいんです。なーんにもできなかったヘタレな自分が悪いし…そうでなくても勝ち目なかったみたいだし」
カウンター席と、テーブル席がいくつかのこじんまりした店内は、床も壁も天井も木でできていて、内装もカントリー風。
おかげで照明を絞って薄暗くした店内でも、どことなく暖かくて雰囲気が柔らかい。
それが、この店が気に入った理由でもある。
「こんばんは。今日は何かありました?」
「あはは…わかります?実は失恋しちゃって」
カウンター席に座ると、30代半ばと思しき若いマスターが心配そうに声をかけてくれる。
わたしは顔を覚えてもらっているので、挨拶は「いらっしゃいませ」ではなく「こんばんは」なのだ。
「そうでしたか、失礼しました」
「いいんです。なーんにもできなかったヘタレな自分が悪いし…そうでなくても勝ち目なかったみたいだし」