初めての甘い恋人
「はぁ……」

困った…お祖父さんの頼みだ…。最後に一度だけというし…。無下にする事もできず、了承した。


ーーーーーーーー


今日は午前の雑誌の取材を終えたら、午後からはオフィスでの仕事が待っている。

最近オフィスにも行けないくらい多忙だったため、仕事がたまっている……


あーー。仁はどうしてるかな?最初は電話をかけてくれてたけど、なかなか出ることが出来ず、短い謝罪のメールを返しているうちに、電話もならなくなった……


メールはちょこちょこするけど、メールだから近況報告するだけで……。



会いたい……


雑誌の取材を終え、私はカイルと会社に戻るべくビルへ車を走らせた。


「お疲れ様です!あっ!社長!」

「アリアちゃん!お疲れ様。カイルも!ちょうど良かったわ!」

「え?」

「ご両親、来られてるわよ」

「え!?」

そう言われて社長室に急いだ。

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