初めての甘い恋人
「ふふっ……指輪、薬指に着けてほしかったな…」

「え…」

「私が仁のプロポーズ、断る理由なんてない…。こんなに愛してるんだから…」


「じゃぁ…」

「はい。一生涯一緒に……」

「アリアっ!愛してるっ!」



私は嬉しさから涙がとまらなくなってしまって……

仁は私の涙を唇で受け止めながら、さっきつけたばかりのネックレスを外し、改めて指輪を薬指にはめてくれた。


< 80 / 88 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop