それが辛くても愛してるから

新しい生活

あれから8年。
Anno9658([9658年]この物語の年号はAnnoです。ちなみに、このAnnoというのはラテン語です。)ある。黝は18歳になっていた。



「mestre‼︎O pequeno-almoço é servido‼︎」(「マスター‼︎朝食ですよ‼︎」ポルトガル語)
ここはポルトガルの、ピコ山である。
ピコ山の小さな目立たない家に住んでいるのは、黝。と、黝masterの汜である。あの最初の出会いの日から2人は色々なところを転々とし、行く先々で、仕事を…否、殺しをしていた。黝はどんどん腕前を上げていき、今ではmaster汜の同等かそれ以上の腕前を持っていた。しかし、それでも、黝はまだ汜のことをmasterと呼び慕っていたのであった。

「ん〜。寝る…。」

masterの汜はそんな黝に、甘えるようになっていた。

「master。私がいくらmasterを超えたからって、そんな拗ねることないじゃないですか。」

2階で2度寝を決め込んでいた、masterShiroは、それを聞き捨てならないとでもいうように飛び起きて、着替えを済ませ、急いでいたそぶりもなく、優雅に階段を使って降りてきた。

「não Popular.」(「大人気ない。」)

私は、独り言のつもりで言ったのだか、masterShiroには聞こえていたようで…。

「何か言ったかな〜?黝ちゃん?」

気持ちの悪い上ずりの声でご丁寧にちゃん付けでわたしを呼んだ。それをNoで答え、朝ごはんを机の上に運ぶ。白の皿の上には、パンが何個かのせてあり、机の上にはすでに、イチゴジャムの瓶、チーズが、並べてある。masterが出してくれたのだろう。

「ありがとうございます。master。」

わたしがmasterに礼を言うと、「それくらいはするから。」と、優しい言葉が返ってきた。殺しを生業とする人間には見ないほど2人の朝は穏やかだ。

それから、今日の殺しの打ち合わせをする事になり、朝食を片付けていると、後ろからmasterに抱き寄せられた。

「Entertain your earlier.」

英語で、そんな事を言われた。もちろんわたしは、Okを出した。そう、私達は、殺しをするなら、体を張らないといけないと言う名目で、こんな事もしていた。最初に抱かれたのは、15歳の時、殺し目的で近づいた、元貴族の叔父さんに無理に抱かれた後痛かったので、それをmasterに相談をしたから、俺が抱かれ方を教えてやるとか言って抱かれた。のが、masterに抱かれた最初の日だった。その日は結局、2人に抱かれた疲労で熱を出してしまい、途中で辞めになったが、その日から、masterは定期的にわたしを抱くようになった。

「んっ。ふっ、ん」

masterの舌が静かに、唇をこじ開ける、masterの舌が私の舌に絡める。甘い効果音と共に、ベットに、押し付けられ、そのまま来ていた服がどんどん脱がされる…。そのあとは、いつも通り、優しく痛みが出ないようにmasterにされるがままに抱かれる。
呂律が回らなくなる私は私が恥ずかしい。
次に起きた時にはmasterは仕事の書き置きを残して、家に居なかった。先程の事が余韻が残る体で、私は風呂に入り、masterShiroの置き手紙を、見て、その指定された場所に車を運転する。




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