あなたがここにいる奇跡
よし、帰ろうとチャイムと同時に教室を出た。
廊下には朝のグループが固まって立っていた。嫌な予感がしながらも、自分ではないと素通りしようと思ったがそうもいかず、腕を掴まれてしまった。

「あんた、ずっと学校休んでるやつだよね?仮病なんだったらうちらの代わりに体育祭出てよ」

この人たちが言うにはその人たちに決まっている競技に代わりの人が入れば出場しなくていいとのこと。
< 31 / 102 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop