夫の真実


8月5日の夜、二人の合同誕生日会をした。

フルコースを食べ、南十字星を見た。

日本ではない解放感から、私は、いつになく大胆になっていたみたい。

「美保、俺の上に股がってみて。」

「恥ずかしいよ。」

「大丈夫、ゆっくりと」

要さんは、自分の体を回転させて、私が上になるようにした。

私の肩を掴むと、私の上半身を起こした。

たわわな私の胸を大きな手で包み、

「大好きだな、これ。男の憧れだ。」

「胸だけ?」

ちょっと不貞腐れて言うと、

「すべて大好きだよ。でも、こんなに綺麗で素敵な胸は、初めてだ。世界中の男が俺を羨ましがるな。」

そう言うと、胸の先端を啄むように唇で刺激してくる。

私は、堪らずに卑猥な声を発するのだ。

「さあ、俺を受け入れて。」

私の中に、要さんが徐々に入り込んでくる。

いつもと違うのは、私自身が、深さを決められることだ。

そして、私自身が動かなければならない。

そのたびに胸が揺れ、更に刺激を与えられ、快楽の渦に巻き込まれていく。

その夜、蜜より甘い時間が、朝方まで続いた。
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