私の彼氏は超肉食系
和重の婚約者として結婚式に行くことになった。

既に招待状の返信はしてしまったので、今でも交流のある『中田』さんが変更してくれた。

「和重。新郎の社長にあまり失礼なことを言わないでね。」

私は結婚式に向かう『中田』さんが運転する車の中で和重に忠告する。

「おいおい。俺ってどんなキャラだよ。ちゃんとグループの総帥として行くんだから、そんなことしねえよ。しかし珍しいな。志保がそんなことを言うなんて。しかも、その男再婚なんだよな。妻子と別れる男は全部嫌いだと思っていたんだがな。」

「そこまで心狭くないわよ。私はあの男が嫌い。ただそれだけよ。」

「僕の聞きかじった話で申し訳ないんだけど、先輩は奥さんに浮気されたらしいんだ。先輩を悪く言わないでほしい。」

『中田』さんが運転しながら会話に入ってくる。

私も初めに聞いたときに耳を疑ったもの。

あんな優しい人を裏切るなんて許せない。

「おいおい。『中田』くんまで。どうなってんだ。なんか新手の宗教団体みたいだな。おーっと、悪い悪い。もう言わねえから、睨まないでくれよ。」

私が睨みつけるとあっさりと引き下がる。

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