私の彼氏は超肉食系
「でもその女と別れて正解だったな。自分の会社は大きくなるわ。玉の輿に乗るわ。その女スゲー下げ「和重!」」

全く下品なんだから。

最近、特に酷くなってきている気がする。

表の仕事で自分を偽っている反動なのかもしれないから、あまり強くは言えないのよね。

でも社長のことは別よ。

「でも裕也と同棲してなくて、あの社長の下であのまま数年働けば、楽々大学資金を貯められたんだろうな。って良く思うのよね。」

「後悔してるのか?」

「不思議とそうでも無いのよね。プロデューサーは凄く優しいお母さんみたいだし、『お菓子屋』さんは面白いお父さんで、あきえちゃんは可愛い妹。他人同士だけど家族みたいで、これはこれで良かったと思っているの。」

「すると、僕は『西九条』さんのお兄さん?」

ようやく帝都ホテルに到着する。

『中田』さんは司会を担当するらしく。

大きい荷物を持ち込んでいる。

それをカートに乗せると車のキーをボーイに渡している。

こういった姿は素敵なんだけどなぁ。

「うーん。からかいがいのある弟?」

なんとなく弟扱いしちゃうんだよね。

「やっぱりね。そうだと思ったよ。でも何で疑問形なの。」

『中田』さんはどちらかと言えば、嬉しそうに返してくる。

なんでだろ、結構失礼なことを言っているよね。

「親子ほど年齢が離れているからって『オジさん』はイヤでしょ。でも兄って感じじゃないのよね。どちらかと言えば、山田社長が頼りになる兄って感じなの。」
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