私の彼氏は超肉食系
『みなさま、お待たせいたしました。新郎新婦、装いも新たにご入場です。』

今度の衣装は和装だった。

和装ならキャンドルサービスが無いのも頷ける。

このテーブル数のろうそくに火を点けて回ったら、初めに灯したろうろくは燃え尽きてしまうだろうけどね。

しばらくするとゴンCEOが新郎新婦を連れてやってきた。

自慢の新郎を紹介して回るようである。

真っ先にこのテーブルに向かってくる。

きっと女優『一条ゆり』が居るからに違いない。

新郎は渋い色の紋付袴姿。

高下駄を履き、覚束ない足取りの新婦をシッカリと支えてあげている。

とても力強く、素敵なお兄様だ。

「あれっ。志保さん。どうして?」

新郎はこの席に私が居ることを知らなかったらしい。

「えっ。『中田』さん言ってなかったの?」

『中田』さんを睨みつける。
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