私の彼氏は超肉食系
「もしかして、初めて番組に来てくれたときに話してくれた女性のこと?」

「『今日もコイコイハナハナ』で話をしたわね。覚えてくれたんだ。そうあの女性よ。」

「もちろんだよ。あの話・・・本当のことだったんだね。」

「酷いわね。嘘だと思ってたの? 視聴者を惹きつけるために多少誇張はしたけど本当のことを話したのに。」

「あのときはそのままスルーしたんだけど、後で良く考えてみると君がプロデューサーを守るために話をでっち上げたんだとばかり思っていたんだ。本当に『一条ゆり』さんって、バラエティ番組苦手だよね。根っからの女優なんだろうね。」

「話を戻すとベッドで雄々しい『台地マキ』さんを見て幻滅しちゃってそのまま別れただけ? 違うよね。本当のことを話して、これじゃあ私の過去を暴露しただけじゃない。」

あきえちゃんにとっては新しい発見があったみたいだけど。

「ははは。そうだね。本当はあきえに聞かれたくなかったんだけど、彼女と別れた後、信頼していた友達の何人かにその話を愚痴ってしまったんだ。それが尾ひれが付いたり、誤解されて『台地マキは女好き。』に変化してしまったらしいんだ。」
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