気づけよ…馬鹿

本当の気持ち

やって来ました!!
日曜日

10時に蓮君が迎えに来てくれるんだ!

そして今は9時。

さて!準備しないと

今日は花柄のトップスにハーフパンツ…
靴はあまりヒールが無いのにして…

髪の毛は横縛りにした。

よし!!完璧。

可愛いって言ってくれるかな~?

秀太だったら絶対言ってくれなさそ~だなー

あ…今日は蓮君の事しか考えないでおかないと。


ピンポーン

「あ、蓮君だ。」

今日はお母さんもお父さんもお仕事で居ないんだ。

だから蓮君の事はお母さんもお父さんも知らない

ガチャ

ドアを開けると
私服姿の蓮君。
今日は帽子を被ってて 青いTシャツに白いパンツ

かっこいいなぁ…

「結菜ちゃん…可愛い…」

「あ、っ。ありがとう…」

「連君もかっこ…いいよ」

「ありがとう。じゃあ行こっか」

多分今日は楽しくなるなぁ!!

今日はショッピングデート。

それから色んな所を見て…笑って
楽しくて…

「じゃあ…ジュース買って来るよ。
どっかいっちゃ駄目だからね?」
「ふふっ。分かってるよ!!ありがとう」

そっか…私修学旅行の時
秀太の所行っちゃったけ…

今度はちゃんと待ってないとね…

「お姉さーん.1人~?」
「へっ…?」
「俺達と一緒に遊ばない~?」

これはまさか…ナンパ..?!
3人組のちゃらちゃらした人達
前もあったような…

「いや…人待ってるんで…ごめんなさい」

私は頭を少し下げて誤った。

でも…

「良いじゃん。ねぇ~ねぇ~」
「や、やめてください!!」

それでも腕を握って来る

やだっ…

「何やってんの...?」

「蓮君?!」

「ちっ。彼氏持ちかよ早く言えよな…」

「蓮君…ありが…?!」

蓮君はふっと笑って私を抱きしめた

えっ…

「大丈夫だった?俺が守るからね」

あ…れ…?

このセリフ…前も誰かに…

『泣くなよ…俺が守ってやるから』

秀…太だ…

ポロッ

その瞬間私の頬には涙が流れた…


< 20 / 28 >

この作品をシェア

pagetop