神様っ!!
「それって結構ヤバイやつじゃない?」

「そう? 姪っ子とか可愛くてたまんないんじゃない? そりゃもう赤ちゃんの時から知ってる子がさ、顔見て笑ってくれたり、ハイハイしたり、伝い歩きしたり……そういうの、どんどん出来るようになってくの単純に嬉しいよ。運動会なんていったら、泣けてくるよ」

鏡ごしの柊はごくごく真面目な顔をしている。

「なんか意外」

「うちの姉ちゃんとこは男だけど、やっぱり会うたび成長してる」

そういえばひとりっ子のあたしとは違って、柊には美人なお姉さんがいた。

そして美人の例にもれず、イケメンを捕まえてお嫁に行っていたはず。

いいなぁ。
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