Secret twin LOVERS〜秘密の御曹司に、奪われ愛〜

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シェイカーを振り、カクテルを作り終えて、

「お待たせしました。私のオリジナルカクテルです」

秋冬さんがグラスに注ぎ入れると、わずかに雫が飛んで私の手の上に跳ねた。

「あっ…申し訳ありません」

謝られて、

「いいえ、ほんの少しだけですから…」

と、自分のハンカチで拭こうとするのを、

「私が、お拭きしますので」

言われて、スッと手を取られた。

「あ…えっ…」

自分の手の平に、私の手をそっと乗せて、持っていた白いナプキンで飛んだ雫を拭った。

「すいません。拭いてもらったりして…」

手を引っ込めようとすると、

「いいえ、謝るのは私の方ですから。あなたが謝ったりなどしないでください」

言って、

「……綺麗な手ですね」

取られたままの手に、ふと目を落とした。


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