癒し恋~優しく包まれて~
私が退社するとき、入江さんは課長と話をしていて、まだかかりそうだった。でも、今日はノー残業デーだから……
「今日は残業出来ないから、6時前には終わらせて、課長と近くの居酒屋で食べたよ」
「課長と……やっぱりお仕事の話をしたんですか?」
「まあね。でも、ほとんどが雑談だよ」
「だったら、良かったですね」
退社したあとも仕事の話が続くのは大変だなと思ったけど、雑談が多かったと聞いて、ホッとする。
「三上さんは優しいね。前から思っていたけど、さりげない気遣いが出来るし、いい子だよね」
「いい子でしょうか……」
あまり『いい子』と言われるのは好きではない。カズさんがなにかと「柊花はいい子だね」と言っていたら。そのときは『いい子』と言われるのを喜んでいたけど、今となっては喜べない。
いい子であっても、カズさんは私を選んでくれなかった。
だから、入江さんがいう『いい子』も素直に良い意味だと受け取れない。私は『いい子』であっても、誰からも選んでもらえないのではないだろうか……。
「今日は残業出来ないから、6時前には終わらせて、課長と近くの居酒屋で食べたよ」
「課長と……やっぱりお仕事の話をしたんですか?」
「まあね。でも、ほとんどが雑談だよ」
「だったら、良かったですね」
退社したあとも仕事の話が続くのは大変だなと思ったけど、雑談が多かったと聞いて、ホッとする。
「三上さんは優しいね。前から思っていたけど、さりげない気遣いが出来るし、いい子だよね」
「いい子でしょうか……」
あまり『いい子』と言われるのは好きではない。カズさんがなにかと「柊花はいい子だね」と言っていたら。そのときは『いい子』と言われるのを喜んでいたけど、今となっては喜べない。
いい子であっても、カズさんは私を選んでくれなかった。
だから、入江さんがいう『いい子』も素直に良い意味だと受け取れない。私は『いい子』であっても、誰からも選んでもらえないのではないだろうか……。