どんな君でも愛してる
瑠璃の涙を流す姿を見て、響介はすぐにでも駆け寄って抱き締めたい衝動にかられるが、出来ないでいた。
浩一と同じ言葉で傷付けて、スパイと決め込んでひどいことをした、その負い目からだ。
「……瑠璃ちゃん。」
「……パパに、…おじいちゃんに会うんだよ…って聞いたけど…いつまで待っても、ひくっ、病院にはきてくれ…ないしっ…私は……一人だと、思ってた……。」
ひくひくと泣き続ける瑠璃を、総帥は側に呼び、抱き締める。総帥に頭を撫でられ、そのうち、涙は止まり、お互いに笑いあっていた。
暫くすると、気を取り直したように総帥は再度みんなを見渡し、話始める。
「私の昔話を聞いてくれてありがとう。……今、話したように、瑠璃ちゃんは私の孫だ。それは、八木に調べさせてしっかりと確認が取れている。瑠璃ちゃんさえ、よければ彼女と養子縁組を組みたいと思っている、となると、相続権は彼女にある。」
瑠璃は"えっ?"と総帥を見ている。でも、それ以上に浩一とめぐみが、それに食いかかった。
「話が違います!」
「社長と暁が、一番条件が近いはずじゃ!」
二人の大きな声に、みんな感動の再会を果たした総帥と瑠璃に向けていた優しい眼差しを一瞬で怪訝な物へとかえる。
浩一と同じ言葉で傷付けて、スパイと決め込んでひどいことをした、その負い目からだ。
「……瑠璃ちゃん。」
「……パパに、…おじいちゃんに会うんだよ…って聞いたけど…いつまで待っても、ひくっ、病院にはきてくれ…ないしっ…私は……一人だと、思ってた……。」
ひくひくと泣き続ける瑠璃を、総帥は側に呼び、抱き締める。総帥に頭を撫でられ、そのうち、涙は止まり、お互いに笑いあっていた。
暫くすると、気を取り直したように総帥は再度みんなを見渡し、話始める。
「私の昔話を聞いてくれてありがとう。……今、話したように、瑠璃ちゃんは私の孫だ。それは、八木に調べさせてしっかりと確認が取れている。瑠璃ちゃんさえ、よければ彼女と養子縁組を組みたいと思っている、となると、相続権は彼女にある。」
瑠璃は"えっ?"と総帥を見ている。でも、それ以上に浩一とめぐみが、それに食いかかった。
「話が違います!」
「社長と暁が、一番条件が近いはずじゃ!」
二人の大きな声に、みんな感動の再会を果たした総帥と瑠璃に向けていた優しい眼差しを一瞬で怪訝な物へとかえる。