恋人は魔王様
ゼ・ン・ゼ・ンっ!!
どういうプラス思考ですか?!この人っ
激しく首を横に振るも、照れているのだと勘違いされて……
ひょいと、お姫様抱っこで私をリビングへと連れて行こうとするのだ。
程よい香水の香りが、鼻腔をくすぐる・・・じゃなくて!!
「駄目駄目。日本人は玄関で靴を脱ぐのっ」
「そっか。ユリアは人に脱がせて欲しい派なんだね。
覚えておくよ。
でも、自分から脱ぐユリアもたまには見せてね、ソソるから」
・・・・・・なんですって?!
私をドン引きさせる不謹慎極まりない台詞を、心地よい低いトーンの声でさらっと耳元で囁いて私を動揺させておいて、その間に丁寧に靴を脱がせて、いつのまにかリビングのソファへと連れて行ってくれた。
ああ、詐欺は詐欺でも、結婚詐欺師?
どういうプラス思考ですか?!この人っ
激しく首を横に振るも、照れているのだと勘違いされて……
ひょいと、お姫様抱っこで私をリビングへと連れて行こうとするのだ。
程よい香水の香りが、鼻腔をくすぐる・・・じゃなくて!!
「駄目駄目。日本人は玄関で靴を脱ぐのっ」
「そっか。ユリアは人に脱がせて欲しい派なんだね。
覚えておくよ。
でも、自分から脱ぐユリアもたまには見せてね、ソソるから」
・・・・・・なんですって?!
私をドン引きさせる不謹慎極まりない台詞を、心地よい低いトーンの声でさらっと耳元で囁いて私を動揺させておいて、その間に丁寧に靴を脱がせて、いつのまにかリビングのソファへと連れて行ってくれた。
ああ、詐欺は詐欺でも、結婚詐欺師?