[BL] ずっと君の側に
そして、人気のある大手ホテルの前に着いた。



「あの、ここって――」


「ここに、千歳がいる」


「えっ、どうして」


「仕事で此処に泊まってる。

それに、政晴君は元気なくなってるみたいだし、だから、君のナイト様にちゃんと慰めて貰うんだよ」



頭をぽんっと撫でられた。



「千歳は、此処に居ると思うから」



そう言って、部屋番号と何階かが書かれた紙を渡られた。




それから、車を降りて、ホテルに入り、千歳の部屋へと向かった。



部屋の前に着くと、

少し緊張して、ベルを鳴らした。


そうすると、千歳が出てきた。



「政晴、どうして此処に――。
取り合えず、中に入れ」


「うん」



それから、部屋の中に入り、ドアが閉まった瞬間、千歳の背中に抱きついた。

俺のお腹の辺りにまわした手を握りしめ、千歳は優しく問いかけてきた。



「なにか、あったのか?
政晴、目赤かったけど、泣いたのか?」





そのあと、ベットに座り、二人きりで話した。


今日あったこと全て千歳に話した。



「そうか、そんなことが――」


「たくさん泣いたけど、嬉しかったよ」


「政晴」



名前を呼ばれて、千歳の方を向くと、唇に優しくキスをされた後、抱き締められた。



「良かったな、政晴。
俺も、お前のこと聞けて、嬉しい」



優しくキスや抱き締められたりされると、

政晴と居ると落ち着くし、嬉しいけれど、


それだけでは、物足りない、自分がいる。


どんどん欲張りになっていく。



「千歳」



千歳の首筋にキスをした。

千歳が離れ、俺と目が合うと、ベットに押し倒された。



「今、誘ったのは政晴、だからな」


「うん」


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