桜舞い散るとき、キミは涙する

「頭のいいヤツが考えることは、私ら凡人には、ようわからんわ」


右手をパタパタと振って、佳奈が呆れたように呟く。


「いいの! 大和君が楽しければ、私はそれだけで嬉しいもん」

「はいはい、そいつはようございました、っと」

「んも~っ」


相変わらず投げやり口調な佳奈を、唇を尖らせながら上目遣いで睨みつける。


「それで? 次のデートは?」

「へ?」

「『へ?』じゃなくて。次のデートはいつかって聞いてんの!」

「次の…… デート……?」


しまった。


初デートですっかり浮かれてて、次のことなんて全く考えてなかった。
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