桜舞い散るとき、キミは涙する

* * * * * *


「メール……来ないなぁ……」


『新着メールはありません』と表示される携帯画面をジッと見つめ、小さくため息をつく。


初デートから早二週間。


メールで大和君とやり取りはしているものの、最初に連絡するのは毎回私。


基本無口でクールな大和君のことだから、ある程度は覚悟していたけれど……。


まさかここまで一方的な展開になるとは、正直思ってもみなかった。


勉強とかで忙しいのかなぁ。

それとも、私のことなんてやっぱり、どうでもいいのかな……。


教室の自分の机に突っ伏して、大きく肩を落とす。


でもでも、メールすれば短文だけど、返事はちゃんと返ってくるし。

嫌だったり面倒だったら、無視するよね、普通。

これ以上望むのは、私のワガママなのかな……。

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