冷酷王太子はじゃじゃ馬な花嫁を手なずけたい
シャルヴェはバスチューに、『激しくするから人払いをいたせ』なんて言ったけれど、バスチューも愛する者同士が、夜、裸で一緒に寝るだけではないことを知っているのだと――いや、もしかしたらコールもエドガーも知っているのかもしれないとやっと気がつき、顔から火を吹きそうだった。
「昨日はずいぶん激しかったようですが……リリアーヌさまはお疲れでしょうか?」
嘘……。声が聞こえてた?
「そうだな。少し疲れたようだ。だが、たっぷり楽しんだぞ」
そう言うシャルヴェは余裕の笑みを浮かべている。
その様子を布団の隙間から見ていた私は、唖然として固まってしまった。
恥ずかしいから、それ以上はなにも言わないで!
「これでユノヘスも安泰ですね。リリアーヌさまに、早くお世継ぎを宿していただいて……」
「それはもう少しあとでもよい。まだまだリリアーヌを楽しみ足りない」
シャルヴェはそう言いながら布団の中に手を伸ばし、私の頭を撫でる。
「昨日はずいぶん激しかったようですが……リリアーヌさまはお疲れでしょうか?」
嘘……。声が聞こえてた?
「そうだな。少し疲れたようだ。だが、たっぷり楽しんだぞ」
そう言うシャルヴェは余裕の笑みを浮かべている。
その様子を布団の隙間から見ていた私は、唖然として固まってしまった。
恥ずかしいから、それ以上はなにも言わないで!
「これでユノヘスも安泰ですね。リリアーヌさまに、早くお世継ぎを宿していただいて……」
「それはもう少しあとでもよい。まだまだリリアーヌを楽しみ足りない」
シャルヴェはそう言いながら布団の中に手を伸ばし、私の頭を撫でる。