冷酷王太子はじゃじゃ馬な花嫁を手なずけたい
でも、よかった。
監禁されているわけではなさそうだ。

本当ならすぐにヤニックをサノワに帰らせるつもりだった。
でも、正妃の娘ではないとバレてしまった私も、ケガさえよくなればサノワに私も帰されるだろう。

それなら、一緒にでもいいかもしれないと、もう少しいてもらうことにした。


ヤニックとバスチューの無事を確認すると少し気が抜け、自分がまったく動けないほどの重症だとやっと理解した。

喉と足の痛みはもちろん、全身が痛い。
それにおそらくバスチューと同じように熱がある。


王太子さまに叱られてしまったけれど、やはり今回はさすがに無謀なことをしてしまった。

でも、あの男の子が助かったのだからこれでよかったとも思う。
私も、王太子さまに助けられ、命があるのだから。


それにしても……こんなに早くバレてしまって、お父さまはお怒りになるだろうか。
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