柏木達也の憂い

だけど結局俺のしていることは中途半端でしかなくって。

いつか見たあの派手に遊んでる副社長とやらとの俺の知らない時間に嫉妬したりして。身勝手な俺は、明確な言葉すら贈っていないくせに、俺だけを見ていて欲しかった。俺だけを頼って欲しかった。


だから、パーティーであの男と侑里ちゃんが一緒に居るところを見て、もう諦めざる終えなかったんだ。

こんな中途半端な俺には、彼女に欲しがってもらう資格すらないんだって。


侑里ちゃんにはひどい言葉をぶつけた。

本当は覚悟もなにもなかったのは、俺なのに。

全部彼女に押し付けた。



だから彼女の出した結論は予想どおりだった。


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