歪んだ愛の結末は。
「俺がつけたんだから、隠すな。」

そう言って、男は私の傷跡に口をつける。

「や、やめてっ!!」

男は満足そうに顔をあげた。

「まだ見てないのかな?」

私は自分の右胸の上辺りに視線を移す。
そこには黒い花のマークがくっきりとついていた。

「この花はアネモネ。花言葉は愛や真実。」

そんなこと聞いてない...。


「帰して!!こんなの嫌!私が何をしたの?今すぐお母さんとお父さんに会わせて!」

私は男の手を振り払い、男の胸板を両手で押した。
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