甘い媚薬はPoison
そんな自己嫌悪に陥っていると、杏奈さんがハーッと溜め息を漏らしながら言った。
「外に食べに行く?奢るわよ」
杏奈さんなりに私を気遣ってくれてるらしい。
言うことはキツいけど、本当の姉みたいで私は大好きだ。
「ホントですか?わあ、杏奈さん、一生ついて行きます!」
ギュッと杏奈さんに抱きつくと、「岸本、うざい!」っと彼女に頭を叩かれた。
「うっ、痛いですよ、杏奈さん」
顔をしかめながら恨み言を言うと、杏奈さんは呆れ顔で私を見た。
「そんな風に絡むから朝比奈さんが引くのよ」
「……返す言葉もございません」
私がしゅんとなって呟くと、杏奈さんはスッと席を立ち、私の洋服の袖を引っ張って外へ連れだす。
十一月になって、お昼でも上着がないと寒く感じた。
杏奈さんと向かったのは、うちの会社の近くに出来たタイ料理のお店。トムヤンクンスープと酸味のあるエビのチャーハンが絶品。
しっかりデザートまで頂くと、すぐに落ち込んだ心も元気になってオフィスに戻るが、自席に戻る途中で真っ青な顔をした児玉くんとすれ違う。
「外に食べに行く?奢るわよ」
杏奈さんなりに私を気遣ってくれてるらしい。
言うことはキツいけど、本当の姉みたいで私は大好きだ。
「ホントですか?わあ、杏奈さん、一生ついて行きます!」
ギュッと杏奈さんに抱きつくと、「岸本、うざい!」っと彼女に頭を叩かれた。
「うっ、痛いですよ、杏奈さん」
顔をしかめながら恨み言を言うと、杏奈さんは呆れ顔で私を見た。
「そんな風に絡むから朝比奈さんが引くのよ」
「……返す言葉もございません」
私がしゅんとなって呟くと、杏奈さんはスッと席を立ち、私の洋服の袖を引っ張って外へ連れだす。
十一月になって、お昼でも上着がないと寒く感じた。
杏奈さんと向かったのは、うちの会社の近くに出来たタイ料理のお店。トムヤンクンスープと酸味のあるエビのチャーハンが絶品。
しっかりデザートまで頂くと、すぐに落ち込んだ心も元気になってオフィスに戻るが、自席に戻る途中で真っ青な顔をした児玉くんとすれ違う。