甘い媚薬はPoison
歩くんは優しく相槌を打つ。
普通に考えれば平日に旅行なんて嘘はすぐにバレそうだけど、歩くんは突っ込まなかった。
蓮くんと歩くんは今、六本木にあるタワーマンションでふたりで暮らしている。
私が中二の冬までは、彼らはうちの仲の良いお隣さんだった。
互いの家を自由に行き来し、一緒に食事することもあれば、二家族で温泉旅行に行くことも……。
蓮くん達のご両親は女の子がいなかったせいか、私のことを娘のように可愛がってくれた。
でも、私が中二の冬の終わりに二人の両親は交通事故で他界。
突然の出来事だった。
通夜に集まった蓮くん達の親族は、誰がふたりを預かるかで凄くもめた。
たまたま蓮くん達と一緒にいた私は、大好きなふたりを厄介者のように扱う彼らの親族に怒りを覚え、うちの父に懇願した。
『何でも言うこと聞くから、蓮くん達とうちで一緒に暮らしたい』と――。
普通に考えれば平日に旅行なんて嘘はすぐにバレそうだけど、歩くんは突っ込まなかった。
蓮くんと歩くんは今、六本木にあるタワーマンションでふたりで暮らしている。
私が中二の冬までは、彼らはうちの仲の良いお隣さんだった。
互いの家を自由に行き来し、一緒に食事することもあれば、二家族で温泉旅行に行くことも……。
蓮くん達のご両親は女の子がいなかったせいか、私のことを娘のように可愛がってくれた。
でも、私が中二の冬の終わりに二人の両親は交通事故で他界。
突然の出来事だった。
通夜に集まった蓮くん達の親族は、誰がふたりを預かるかで凄くもめた。
たまたま蓮くん達と一緒にいた私は、大好きなふたりを厄介者のように扱う彼らの親族に怒りを覚え、うちの父に懇願した。
『何でも言うこと聞くから、蓮くん達とうちで一緒に暮らしたい』と――。