甘い媚薬はPoison
父も私と同じ考えだったのか、親戚に見捨てられた彼らをうちで預かり、私の家族と蓮くん達との絆は益々強まった。
ううん、蓮くん達も私の家族と言った方がいいかもしれない。
みんな私の大事な家族。
私は中学生で無力だったけど、自分なりにふたりを守りたいと思った。
でも、あの時、無力さを痛切に感じたのは蓮くんだったのかも……。
蓮くん達のお父さんは代々続く建設会社の社長で、ゆくゆくは長男である蓮くんが跡を継ぐはずだった。
でも、当時十八歳の高校生だった蓮くんになにが出来ただろう?
子供に会社経営は無理ということで専務だった彼らの叔父が社長に就任。
おまけに会社が経営不振とかで、担保になってた蓮くん達の家は銀行に差し押さえられた。
悔しかったと思う。
蓮くんは長男で責任感も強かったし、未成年である自分の無力さを思い知らされたに違いない。
元々そんなに笑う人ではなかったけど、益々笑わなくなった。
蓮くんが起業してうちを出ていくまで、ふたりとは本当の家族のように一緒に暮らした。
『俺、夜出かけるけど来なよ』
「うん、ありがと。これから行くね」
ううん、蓮くん達も私の家族と言った方がいいかもしれない。
みんな私の大事な家族。
私は中学生で無力だったけど、自分なりにふたりを守りたいと思った。
でも、あの時、無力さを痛切に感じたのは蓮くんだったのかも……。
蓮くん達のお父さんは代々続く建設会社の社長で、ゆくゆくは長男である蓮くんが跡を継ぐはずだった。
でも、当時十八歳の高校生だった蓮くんになにが出来ただろう?
子供に会社経営は無理ということで専務だった彼らの叔父が社長に就任。
おまけに会社が経営不振とかで、担保になってた蓮くん達の家は銀行に差し押さえられた。
悔しかったと思う。
蓮くんは長男で責任感も強かったし、未成年である自分の無力さを思い知らされたに違いない。
元々そんなに笑う人ではなかったけど、益々笑わなくなった。
蓮くんが起業してうちを出ていくまで、ふたりとは本当の家族のように一緒に暮らした。
『俺、夜出かけるけど来なよ』
「うん、ありがと。これから行くね」