甘い媚薬はPoison
リビングの扉をじっと見つめていると、蓮くんが疲れた様子で扉を開けて入ってきた。
私と目が合うと、彼はギロッと一睨みした。
かなり不機嫌でこのままパッと消えたくなる。
彼は無言でスーツのジャケットを脱いでソファの背もたれにかけ、ソファに腰かけると、ネクタイを苛立たしげに外す。
空気が張りつめて、彼の怒りがビリビリと肌に伝わってくるような気がした。
「お帰りなさい」なんて明るく声をかけられる雰囲気じゃなかった。
予想はしていたが、蓮くんは私がここにいるのをよく思っていないらしい。
「お前、なにしに来た?こっちは疲れてるんだ。さっさと帰れ。歩も……なんで勝手に家に入れたんだ」
チッと舌打ちしながら、蓮くんはこの場にいない歩くんを罵る。
「歩くんはなにも悪くない。私が頼んで入れてもらったの」
「愛梨、お前ももう大人なんだから男所帯の家に易々と出入りするな。タクシーを呼んでやるから家に帰れ」
厳しい口調で言って蓮くんはスマホをズボンのポケットから取り出し、タクシーを呼ぼうとする。
「帰らない!」
駄々っ子のように言って蓮くんの手からスマホを奪うと、私は胸元にそれを入れて隠した。
私と目が合うと、彼はギロッと一睨みした。
かなり不機嫌でこのままパッと消えたくなる。
彼は無言でスーツのジャケットを脱いでソファの背もたれにかけ、ソファに腰かけると、ネクタイを苛立たしげに外す。
空気が張りつめて、彼の怒りがビリビリと肌に伝わってくるような気がした。
「お帰りなさい」なんて明るく声をかけられる雰囲気じゃなかった。
予想はしていたが、蓮くんは私がここにいるのをよく思っていないらしい。
「お前、なにしに来た?こっちは疲れてるんだ。さっさと帰れ。歩も……なんで勝手に家に入れたんだ」
チッと舌打ちしながら、蓮くんはこの場にいない歩くんを罵る。
「歩くんはなにも悪くない。私が頼んで入れてもらったの」
「愛梨、お前ももう大人なんだから男所帯の家に易々と出入りするな。タクシーを呼んでやるから家に帰れ」
厳しい口調で言って蓮くんはスマホをズボンのポケットから取り出し、タクシーを呼ぼうとする。
「帰らない!」
駄々っ子のように言って蓮くんの手からスマホを奪うと、私は胸元にそれを入れて隠した。