甘い媚薬はPoison
「変なアレンジをされてたら危険だ。どうせ毒味もしてないんだろ?」
「毒味って……酷くない?蓮くんの身体が心配で頑張って作ったのに」
蓮くんの容赦ない言葉に、さすがの私も苦笑いする。
「俺の身体の心配をするなら、料理をするな。それに、俺は忙しい。邪魔」
蓮くんは手でシッシッと私を追い払う。
この邪険な扱い。どうにかならないだろうか?
せっかく蓮くんに近づけると思って、頑張って勉強してこの会社に入ったのに、彼は相変わらず私に無関心。
「岸本さん、アポなしで勝手に社長室に入らないでくれる?」
私の背後でキャンキャンと犬のように吠えているのは、社長秘書の佐藤綾香。
百七十センチという長身で、髪は長く腰まであってモデルのように人目を引く容姿だが、威圧感が半端なく、高飛車な彼女。
蓮くんに気があるのか、彼の幼馴染みである私のことを毛嫌いしている。
「蓮くん……朝比奈さんが社長室を従業員スペースの中に作ったのは、社員との垣根を少しでもなくして風通しを良くするためですよ。アポを取るなんておかしいでしょう?」
「毒味って……酷くない?蓮くんの身体が心配で頑張って作ったのに」
蓮くんの容赦ない言葉に、さすがの私も苦笑いする。
「俺の身体の心配をするなら、料理をするな。それに、俺は忙しい。邪魔」
蓮くんは手でシッシッと私を追い払う。
この邪険な扱い。どうにかならないだろうか?
せっかく蓮くんに近づけると思って、頑張って勉強してこの会社に入ったのに、彼は相変わらず私に無関心。
「岸本さん、アポなしで勝手に社長室に入らないでくれる?」
私の背後でキャンキャンと犬のように吠えているのは、社長秘書の佐藤綾香。
百七十センチという長身で、髪は長く腰まであってモデルのように人目を引く容姿だが、威圧感が半端なく、高飛車な彼女。
蓮くんに気があるのか、彼の幼馴染みである私のことを毛嫌いしている。
「蓮くん……朝比奈さんが社長室を従業員スペースの中に作ったのは、社員との垣根を少しでもなくして風通しを良くするためですよ。アポを取るなんておかしいでしょう?」